


オフショア開発ラボ型に必要な開発会社・開発チームの能力とは
オフショア開発ラボ型は、短い開発期間(スプリント)を複数回行い開発を進めていきます。
そのため、オフショア開発請負型に比べ、開発開始前に詳細な機能を決定する必要はありません。
しかし、開発が始まった後の開発効率は非常に重要になります。
請負型と比較すると、開発が開始されてからの能力が大切なのがオフショア開発ラボ型です。
具体的にはオフショア開発会社や開発チームの
- 開発を効率よく行う開発能力と仕組み
- 適切な開発方法を設計・選択する能力
- サービスの本質とユーザーの体験を理解する能力
などが大切になります。
開発を効率よく行う開発能力と仕組み
開発を効率よく行う開発能力と仕組みとは、主に担当する開発者と開発を円滑に行う仕組みのことです。
担当する開発者の開発能力
担当する開発者の開発能力を判断することは簡単ではありません。
しかし、オフショア開発ラボ型の重要な要因になります。
開発を円滑に行う仕組み
開発を円滑に行う仕組みとは、開発のスケジュールやタスク管理、テストなどの仕組みです。
例えば、スケジュール管理において、開発スケジュールのチェック方法や遅延した場合の対策方法が確立されていれば、開発が遅延する可能性は低くなります。
またテストの作成方法や実施方法が仕組みになっていれば、不具合修正の工数が減り、効率的な開発が可能になります。
適切な開発方法を選択する能力
適切な開発方法を設計・選択する能力とは、開発する要件に対して、正しい開発方法を設計できる能力です。
オフショア開発ラボ型では、プロジェクトの状況やユーザーが変化し、必要とされるシステムが変更されることは少なくありません。
変化に対応できるためには、変化を事前に予測し、素早く適切な開発方法を設計する能力や問題を解決するための方法を素早く提案できる知見が必要です。
サービスの本質とユーザーの体験を理解する能力
サービスの本質やユーザーの使用方法を理解することは、システムの品質に大きく影響します。
なぜならシステム開発は家を建てるようなものであり、サービスの性質やユーザーのニーズなどを理解することで、システムの設計や機能ごとのパフォーマンスなどを適当なものを選ぶ事ができます。
サービスの本質やユーザーの使用方法を理解していないと、システムの技術的な負債ができることで開発の工数が大きくなることやシステム開発に適切な提案ができません。
そう言った意味では、オフショア開発ラボ型は請負型と比べて、共にプロジェクトを進めるパートナーの面が大きいと言えます。
開発会社や開発チームが開発するプロジェクトのパートナーに足りえる能力を持っているかは非常に重要です。
まとめ
上記のようにオフショア開発のタイプごとにオフショア開発会社に必要な能力や仕組みが異なります。
しかし必要な能力をどのように判断したらいいのでしょうか?
次のページでは、オフショア開発会社やオフショア開発チームを適切に選ぶためのオフショア開発会社やオフショア開発チームのタイプについて説明していきます。

