


オフショア開発会社に依頼をするために、プロジェクトの概要や予算、デザインのイメージなどプロジェクトの情報を伝えるために情報を整理し、資料を作成する必要があります。
今回はプロジェクト概要や要件概要資料などの作成方法を説明していきます。
※要件概要の資料作成は作成経験がないと想像することが簡単ではありません。そのため、後のページで仮のプロジェクトを想定して説明しています。今回の内容が分かりづらい場合は、該当の場所まで飛ばして読んでも構いません。
プロジェクト概要、機能要件概要資料を作成する理由
プロジェクト概要や機能要件概要資料を作成する理由は、オフショア開発会社が理解しやすい資料を作成し、誤解や手間をなくすことです。
誤解や手間が少なくなり、また不明な部分が少なくなることで開発費用を削減することが出来ます。
オフショア開発会社に問い合わせする場合は、いかに情報を正確に伝えるかが大切です。
プロジェクトの資料だけでなく、オフショア開発会社に理解しやすい資料を必ず作成してください。
最初は手間がかかると感じるかもしれません。しかし、後々の開発前に必ず作成する資料です。最初の段階で作成することで、前述したメリットを受けることが出来ます。
資料作成の注意点
まず資料作成の全体の注意点について説明します。
分かりやすいシンプルな日本語を使用する
分かりやすいシンプルな日本語を使用してください。
とは言っても、どのような日本語で書けばいいのか分からないと思います。
以下に書き方のポイントを記載します。
結論は最初に書く
資料について、何について説明しているのか最初に書いてください。
例えば
ユーザーのログイン機能について
ログインは
- メールアドレス
- フェイスブック
からログインできます。
リストを多用する
資料について、リストを多用して分かりやすくします。
例えば
決済機能について
- クレジットカード
- 銀行振り込み
を使用して決済できます。
否定の打ち消しは使用しない
例えば、
「可能性はないとは言えない」
は
「可能性はある」
などを使用します。
枕詞は使用しない
「恐れ入りますが」、「申し訳ないですが」
など、枕詞を使用しません。
作成する項目
作成する項目は、
- プロジェクトの概要や詳細
- 登場人物(主要な体験、操作する機能、扱うデータの内容)
- その他
を書いていきます。
※ここではオフショア開発会社に問い合わせる要件の概要をまとめる資料を想定してます。システム開発の要件資料は改めて正確なものを作成する必要があります。
プロジェクトの概要・詳細
作成するプロジェクトがどのような場所で、どのような目的で使用されるか簡単に説明します。
登場人物(主要な体験、操作する機能、扱うデータの内容)
登場人物を記載して、登場人物ごとの
- 体験
- 操作する機能
- 扱うデータ
を書いていきます。

