


オフショア開発会社を検索して見ると、多くのオフショア開発会社が表示されます。
オフショア開発が提供するサービスは次の2つに分ける事が出来ます。
- プロジェクト型(請負型)
- ラボ型
今回はプロジェクト型(請負型)について特徴を学んでいきます。
※このページでは、プロジェクト型(請負型)の特徴について学んでいきます。詳細やプロジェクトの進め方についてはプロジェクト型(請負型)の各論ページで詳しく学んでいきます。
プロジェクト型(請負型)とは
プロジェクト型(請負型)とは、開発したいプロジェクトを開発会社に依頼して、開発後に納品するタイプのオフショア開発のタイプです。

開発したいプロジェクトを依頼して、出来上がったら納品する通常のシステム開発の方法です。
このプロジェクト型は請負型とも言われ、日本国内でも一般的なシステム開発の方法です。
プロジェクト型(請負型)の開発の流れ
プロジェクト型(請負型)は下記のような流れで開発を行なっていきます。

プロジェクト型は
- 準備期
- 開発期
- 納品期
に大きく分かれて、開発を進めていきます。
準備期
プロジェクト型(請負型)を契約する前に開発の準備を行う期間です。
プロジェクト型は、契約前に全ての開発内容を決めてから開発を開始します。
そのため、準備期ではドキュメントやデザインなどの開発に関連する情報やスケジュールなどを決定します。
開発期
契約締結後に開発を実際に行う期間です。
期間内では、都度開発内容の確認やスケジュールの確認と遅延時の対策を行います。
納品期
最初に決定した開発内容が完了し、テストや検品を行う期間です。
機能に不備があればこの期間に修正を行います。
全ての機能の検品が完了すれば納品されます。
オフショア開発プロジェクト型(請負型)の特徴とポイント
オフショア開発プロジェクト型(請負型)の特徴について説明していきます。
※プロジェクト型の開発会社の探し方や契約前の書類作成の詳細などは各論で学習します。
最初に機能やデザインなどを全て決める
プロジェクト型(請負型)では、システムの機能やデザインなどを全て準備期に決めていきます。
契約前に詳細まで決定してどのようなシステムが納品されるか依頼者とオフショア開発会社で合意を行います。
システム開発やアプリケーション開発は、多くの情報や動作があるため、多くの決定事項があります。
そのため、システムの規模に応じて準備期間は長期間になります。
途中で変更は費用が必要になる
プロジェクト型(請負型)では、準備期間に詳細を決めて開発を開始するため、開発途中で変更があった場合、通常は追加費用がかかります。
また資料やスケジュールの変更、テスト内容の変更などは既に作成済みであるため、開発以外にも変更が必要になります。
そのためシステム開発は、簡単な変更であっても、予想以上に費用がかかる場合が少なくありません。
テスト内容や検品項目などを最初に決める
プロジェクト型(請負型)は、準備期に開発するシステムについて詳細を決定します。
そのため、開発を始める前に納品の状態を決めておく必要があります。
開発の経験があまりない場合、開発する前には、納品の状態を把握することは簡単ではなく、納品の状態や検収の項目を決めることは簡単ではありません。
また納品に関する内容を曖昧にするとトラブルの原因になりやすい部分でもあります。
オフショア開発プロジェクト型(請負型)の注意点と相性の良いプロジェクトの特徴
オフショア開発プロジェクト型(請負型)の特徴について説明しました。
次のページではオフショア開発プロジェクト型(請負型)の注意点と相性の良いプロジェクトについて説明していきます。

