


ラボ型は、開発者のメンバーとブリッジエンジニア、通訳でチームを構成します。
ラボ型の成功のポイントは、開発チームが出来るだけ効率的に開発業務を行い、柔軟性を維持しつつ品質の高いプロダクトをスケジュール通りに作ることです。
そのためプロジェクトとの相性が悪いと効率よく業務を進める事が出来ず、ラボ型は失敗します。
開発を始める前にオフショア開発ラボ型の注意点とプロジェクトの相性について学んでいきましょう。
ラボ型開発チームの特徴

ラボ型は、開発者のメンバーとブリッジエンジニア、通訳でチームを構成します。
ラボ型で特徴的なのは、図の左側にいる依頼者の担当者とオフショア開発会社側にいる担当者が1人ずつになっている点です。
この両方の2人に情報が集中するため、オフショア開発ラボ型では、重要なポジションであり、大きな影響があります。
では、上記を踏まえた上で注意点について説明していきます。
ラボ型開発の注意点
オフショア開発の担当者のスキルが非常に重要
オフショア開発ラボ型は、担当者の開発に関する知見やサービスの構想の理解などが非常に重要です。
これはプロジェクト型(請負型)でも同様の重要なポイントでもあります。
しかし、プロジェクト型(請負型)は、契約前に全ての機能やスケジュールを決める開発方法に対して、オフショア開発ラボ型は、短い開発サイクル(スプリント)を複数回行うため、素早い対応が求められること、機能の変更がある場合、その後のサービスやシステムに与える影響を即時に判断できるスキルなど、オフショア開発ラボ型に求められるオフショア開発会社の担当者のスキルは非常に高いものになります。
依頼企業側も共同で開発する意識が必要
オフショア開発ラボ型は、短い開発サイクル(スプリント)を繰り返す開発を行うため、多くに頻度で情報を共有しながら、システムを開発していきます。
システム開発は、長く地味なやり取りも少なくありません。(例えば、テキストを決めたり、デザインをチェックしたり)
そして開発する仕様の選択の連続でもあります。
依頼企業側の担当者が、開発会社に丸投げすることやシステム開発に関して非協力的な場合、時間が確保できない場合はオフショア開発ラボ型はうまくいかないでしょう。
オフショア開発ラボ型と相性が良いプロジェクト
柔軟な変更を行うプロジェクト
柔軟な機能変更を行うプロジェクトは、オフショア開発ラボ型には相性が良いプロジェクトです。
スタートアップのシステム開発や新規サービス開発、試作品開発などと相性が良いです。
依頼企業側の担当者がシステム開発に協力的
依頼企業側の担当者が、システム開発の情報共有や確認に協力的で対応時間を確保できる場合は、オフショア開発ラボ型と相性が良いでしょう。
まとめ
オフショア開発ラボ型の注意点と相性の良いプロジェクトについて説明しました。
次はラボ型のメリットとデメリットのまとめ、対応策について説明していきます。

