


オフショア開発会社に依頼をするために、プロジェクトの概要や予算、デザインのイメージなどプロジェクトの情報を伝えるために情報を整理し、資料を作成する必要があります。
デザインは、視覚的に伝えることができるため、情報を共有する手段として非常に有効です。
デザインモックを作成するだけでなく、オフショア開発の全般で使用する内容になりますので、しっかりマスターしてください。
デザインモックを作成する目的
オフショア開発会社に依頼する前にデザインモックを作成する目的について説明していきます。
イメージを誤解なく伝える
機能要件概要が正確性を伝える資料であれば、デザインモックはダイレクトにイメージを伝えることができる資料です。
思い描いたシステムやアプリを直接伝えることがでいるので、誤解が少なく非常に有効です。
サービスの内容を整理できる
頭の中でイメージしているだけだとシステムやアプリの内容が混乱している場合があります。
これは私もよくお客様と行う方法ですが、デザインモックを一緒に作りながらシステムやアプリのページや機能、データなどを整理してきます。
実際に作成してみると、ページが足りなかったりデータが複雑な部分を発見したりすることがあります。
この内容をデザインの整理と呼んでいます。
この作業は、後々オフショア開発会社とも行う内容です。
後のページで説明する内容ですが、オフショア開発会社は多くの機能やページを作った方が開発工数が膨らみ費用が高くなるため、あまりデザインの整理に力を入れません。
そのため、事前にデザインの整理をした内容で問い合わせると費用のメリットが大きくなります。
デザインモックを作成するときのポイントや注意点
デザインモックを作成するときのポイントや注意点について説明していきます
デザインは更新される
デザインは、必ず更新されます。
オフショア開発会社との打ち合わせや機能変更など、最初に作ったデザインは後々に必ず変更されていきます。
そのため、どのデザインが最新なのか明確にしておく必要があります。
これを怠ると情報の誤解が生じて、いわゆる「どれが最新ファイルが分からない問題」が発生します。
関係者全員に統一した最新のデザインを共有することができる方法を使用しましょう。
無料または安価のツールを使用する
依頼前に作成したデザインは、そのままデザインモックから下書き、開発用の資料となります。
そのため、プロジェクトが進んでくると、多くの人物がデザインを確認したり、利用します。
例えば、adobe XDを使用すると、使用者ごとに費用がかかります。
開発の費用は、全ての開発費用に含まれて、依頼者が支払うことになります。
余分な費用を抑えられるようにすることが大切です。
Figmaを使用するメリット
Figmaを使用するメリットはいくつかあります。
少数のプロジェクトであれば人数が増えても無料で利用できる
人数が増えても、無料で使用することができます。
デザインの変更が同期される
共有したデザインはウェブ上で確認するため、変更された場合も反映されます。
そのため、常に最新のデザインを確認することができます。
次のページから実際にデザインモックを作成していきます。
では次のページから実際にFigmaを使用して、デザインモックを作成していきます。

